茶の木の先端の新芽のみ
アダムスピークの山の麓。サバラガムワ地区のフォレストヒルで作られました。地域ぐるみでシルバーティップスの生産に名乗りを上げ、特別な茶樹の栽培と丁寧な製法により、美しく、そしてうまみがたっぷりと凝縮したシルバーティップスが出来上がりました。
TRI2043
どの茶樹からも新芽は出てくるのですが、今スリランカでは、シルバーティップス向けに研究された、大ぶりな新芽が出てくる「TRI2043」の茶樹を茶畑に持っている茶園が中心となって作られています。
この品種は、茶畑の一区画にまとめて植えられている場合が多く、通常新芽は黄緑色の若々しい色で出てきますが、このTRI2043は、紫がかった新芽となり、茶畑を見ているだけでひと目でわかります。
フォレストヒルは、地域ぐるみでこの茶樹を植え、育て、助け合い、そして自分たちの手で収穫しています。
茶の木の先端のいちばん若く柔らかい新芽だけを傷つけないように、丁寧に、そして注意深く手摘みし、こちらは太陽のもとでゆっくりと自然乾燥させました。
まずは、そのまま食べてみて
オーガニックで育てた茶樹です。まずは少しだけ、そのまま食べてみてください。新茶らしくパリパリ食感で、噛めば噛むほど口の中に繊細なベジテイストの味わいが広がり、フラワリーな余韻まで楽しめます。中東では、このように食べることも多いそう。
優しく繊細な香りで
80℃のお湯で、淹れてみましょう。茶液は紅茶の水色ではなく、ほんの少し黄色がかる程度。柔らかく優しい味わいで、ベジタブルテイスト。きゅうりのような瑞々しさと、三つ葉のような風味がアクセントとなり、ほんのりとした余韻に包まれます。
地域の住民とともに(ブディカのメッセージ動画をご覧ください)
フォレストヒルの創始者・ブディカは、お茶づくりを通じて、雇用創出や、女性の社会進出など、地域の活性化も大きな目的のひとつにかかげています。
また、シルバーティップスだけではなく、100年以上前にイギリス人が放棄した茶畑で、野生化した茶の木に木登りして茶摘みをしたワイルドティー(2024年12月ごろフォレストヒル茶園のオンラインツアーを予定! その参加者にワイルドティーをお送りする予定です)。
同じくジャングルの中の野生で育ったワイルドシナモンやワイルドカルダモンをブレンドして、新たなブレンドティーも作りました。
そのほか、一芯二葉をハンドクラフトで捩じらせ束にしたナチュラルティーバッグともなる「ティーロッド」も新たな試みです。(こちらもはジャパンティーエキスポで販売予定)
フォレストヒルは、持続可能なこれからの茶園のあり方の模範で、地域との共存を常に推し進めているのです。今までの茶作りとは違い、差別化して付加価値をつけ、他にはない紅茶づくりをスタートしています。ハンドクラフトティーを作るための職人訓練を行ったり、紅茶を小売りで販売するためのバッグを縫ってもらったり。
通常の大規模な製茶工場では、機械ががくさんあり、働く人が少ないのですが、このフォレストヒルでは、機械は小さく手作り。そこにたくさんの人が集まり、笑いながら職人技の仕事をしているのが印象的です。
おススメの飲みかた
- ストレートティー
内容量
- 5g(ティーカップ2杯分)
リーフ ストレートティーの淹れ方のコツ(二煎目までお楽しみください)
- お湯 80℃ ー 150cc(ティーカップ1杯分)
- 茶葉 2.5g
- 一煎目 蒸らし時間 3分
- 二煎目 蒸らし時間 2分
賞味期限 2026.08
茶葉は予告なく、新茶に切り替わります。